アルバニア・ティラナの食ガイド

行ったところ

日本では馴染みの少ない国アルバニアの首都ティラナ。
イタリアやトルコなど美食で名を馳せる国の近くにあるアルバニアではどのような料理が食べられるのか!?実際にティラナを訪れて食した筆者がおすすめするアルバニア料理やティラナのレストラン、チェーンカフェ、スーパーで購入できるお土産まで食に関するあれこれをご紹介!

アルバニアで食べるべき名物料理&食文化

地中海風伝統メニュー

アルバニア伝統料理はオリーブオイルや野菜、乳製品、肉が豊富に使われており地中海料理の特徴があります。

特に美味しかったのがナスやパプリカのムサカ。トマトにスパイスとオリーブオイルを合わせたベースで煮込まれた野菜が絶品でした。

ベジタリアンにも優しいメニューが沢山ありました。

ブレク(Byrek / Burek)やタヴェ・コシ(Tavë Kosi)

チーズたっぷりのボリューミーなパイはアルバニアの伝統料理です。パン屋のようなスタイルのテイクアウト用のお店がある他、レストランでも結構な割合でメニューにあります。

フレッシュチーズのような比較的さっぱりしたお味のチーズやほうれん草が入ったパイ。家庭的な味わいでとっても美味しいです。量が多いことがあるので、シェアして食べるのがおすすめです。

タヴェ・コシはアルバニアの国民食。羊肉や子羊肉をヨーグルトと卵のソースでオーブン焼きにしたグラタンのような一品です。

ローカルワインや地ビールも魅力的

日本ではあまり知られていませんが、実はアルバニアはワインの名産地。古代ローマ時代からワインが作られていたそう。地中海性気候と山の多い国土がぶどう作りに最適なのです。

日本ではアルバニアワインを見かけることはほぼないので、是非訪れた時に味わってみてください。価格もお手頃です!

同じく是非味わっていただきたいのが、ビール。レストランやスーパーにはBirra TiranaやBirra Korçaなどのアルバニアビールが並びます。特に暑い地中海の夏にはビールが最高です!!!

ティラナでおすすめのチェーンカフェ・ローカルカフェ

アルバニアのカフェはリーズナブルです。Wi-Fiが使える店舗が多く、ノマドワークにも良さそうです。

Mulliri Vjeter

アルバニア発の人気カフェチェーン。私はこのお店がとってもお気に入りになりました。外観もおしゃれで味も美味しく朝食や休憩にぴったりです。特にサンドが絶品でした。

コーヒーはたっぷり。これはグリル野菜のサンド。サンドは是非温めてもらって!

どこの店舗も見た目がシックで素敵。内装も木材ベースで落ち着く。

Mon Cheri

ラテやケーキが美味しいローカル系カフェ。ケーキや甘いドリンクはとことん甘いので、甘党の方におすすめです。いろいろなところにあるので使い勝手抜群。電源のある出来もあり、作業にも適するカフェです。

間違えてベビチーノ(お子さま用の甘いドリンク)頼んで激甘でした。カフェオレは美味!キャロットケーキは甘党用。

メニューの種類がとても多い。

Mon Amour

ケーキがとても美味しいチェーンの洋菓子店。お店の横にあるカフェでケーキをいただくこともできます。ケーキとエスプレッソで約500円でした。

苦めのエスプレッソと濃い〜いチョコレートケーキで幸せになれますね。

こちらはアルバニア定番のデザートのトゥリレーチェ(Trileçe)。3種のミルクを混ぜた甘いシロップを全体に吸わせるしっとり系のケーキでとても甘いです。コーヒー必須。。。上がカラメルでカリカリ。生地のしっとりとの対照さが楽しい食感でした。

ティラナでおすすめの飲食店

絶対行って!どれも美味しい地元民に大人気なアルバニア料理店

「ティラナで食べたご飯で何が一番美味しかったか?」と聞かれたらこのお店で食べたものたちを答えます。頼んだもの全てが最高に美味しく、とてもリーズナブルなデリ屋さん。

お昼に伺うと仕事のお昼休憩で訪れる人たちで賑わっていました。地元の人が集まるお店は間違いないことが多いですが、ピカいちの美味しさ。初日に見つけたらきっと毎日通っていたことでしょう。

全部絶品!特にスープが最高でした。

本当はもっと食べたかった…。毎日通っても飽きないであろうメニューの多さ。

中心地ではないところにあり、あまり目立たないので見逃さないように注意!

リーズナブルで種類豊富なアイスクリーム

3日間の滞在で2回訪れたアイスクリーム屋さん。人気店のようでいつ前を通ってもお客さんで賑わっていました。

2スクープで200LEK=約350円です。濃厚で美味しいのに安いので、毎日家の近くにあったら3日に一度は通ってしまうことでしょう。日本では見かけない味もあり、どれも魅力的なので2スクープ選ぶのもひと苦労です。

カダイフとベリー(fruta pylli)。見たことない味を選びがち。

ネオンのアイスクリームが目印。

特にフルーツ系が美味しいのでおすすめ。

リーズナブルがすぎる。

朝の一杯に最適!ローカルコーヒー店

アルバニアではチェーンのカフェが多く、個人のコーヒーショップを見かけることが少なかったです(私が見つけるのが下手なのかも…)。滞在したホテルの近くにあったこちらのお店ではエスプレッソマシンでバリスタが1杯ずつ作る本格的なコーヒーを味わえます。地元民に愛されており、ひっきりなしに人が訪れていました。

残念ながら席は店前に少ししかなく、基本テイクアウトのお店です。サンドイッチとコーヒーをお出かけのお供にするのがおすすめです。

コーヒーがおすすめですが、フレッシュジュースなど豊富なメニューがどれも魅力的で悩んでしまいます。

店頭に並ぶサンドイッチも美味しそう。

美味しいコーヒーが朝の散歩のお供にピッタリ!

アルバニアはイタリアンも美味しい

イタリアの近くにあるアルバニアでは本場クオリティーのイタリア料理がリーズナブルに食べられるのです。シンプルなリゾットやパスタが美味しかったです。

素材のおいしさが際立つシンプルな味付けで美味!

適当に入ったお店のピザも美味しい。

スーパーマーケットとお土産

アルバニアのスーパー事情

無類のスーパー好きの筆者がティラナで見つけたスーパーマーケットをご紹介します。

ティラナには多くのスーパーがあり、日常品の買い物に困ることはありませんでした。

  • Big Market
    アルバニア国内チェーン店。一番よく見かけたスーパー。お土産探しにもおすすめ。
  • Eco Market 
    地元資本の中小スーパー。地元のものを購入したい場合におすすめ。ティラナのEco Marketは中心地から離れたところにあるのが難点。
  • Market Xhangolli
    ティラナ中心に店舗を構えるアルバニアのスーパー。アルバニア産の食材も並びます。
  • SPAR
    オランダ発の国際チェーン店。小型店が多いので、コンビニ感覚で水の購入など日常使いに便利。
  • Conad
    イタリア系のスーパーでイタリア産のものが特に多く並びます。イタリア土産を手に入れたい場合にはこちらを使用すると良いでしょう。惣菜が美味しそうでした。

Conadのデリ①種類豊富で美味しそう。

Conadのデリ②バクラバはアルバニアの伝統菓子でもあるそう!

スーパーで購入できるお土産

実はアルバニア産のスーパー向け商品はとても少ないのです。これには、アルバニアは人口が少なく内需が少ないことや製造・加工インフラが発展途上、社会主義の名残(1991年までの共産体制で農業や流通は国営だった)、EU諸国からの輸入品が豊富など様々な理由があります。

ただ、目を凝らせば魅力的なアルバニア産商品があるので、お宝探ししてみるのはいかがでしょうか?

特におすすめなのはこちらです。

  • はちみつ
  • アルバニア産ワイン
  • チーズ(アルバニア内で消費するのがベスト)

多くのハチミツが並ぶ。アルバニア産であるかどうかは確認必須。

アルバニア産のワインはワインコーナーの一部。多くがイタリアなど他の国のものなのでワイン専門店で探すのも手である。

種類多〜〜〜!!!

まとめ|ヨーロッパで美味しいものをコスパよく楽しみたいあなたへ

アルバニアはヨーロッパの中でも比較的物価が安いので、何を買うにも全体的にかなりリーズナブルです。食も然り、欧州他国の高い物価とそれにしては美味しくない料理に悲しんでいた筆者はアルバニアで美味しいご飯をお腹いっぱい食べて「美味しいものは旅行のクオリティを上げるものだ」と改めて実感したのでした。

アルバニア料理が美味しいのはもちろんですが、イタリアンも美味しく、食が好きな人には特に魅力的な国です。ぜひアルバニアで食事体験を楽しんでください!

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