【アルゼンチン】あの!Patagoniaの山に登る

アルゼンチン

アウトドアブランドのPatagonia。そのロゴのモデルになっている山がアルゼンチンにあるのはご存知でしょうか?ずっと憧れていた山に登ってきました。山好き必見です!

2026/1現在 1ARS=約0.11円

日本からFitzroyへ訪れるには

アウトドアブランドのPatagoniaのロゴになっている山は「Fitzroy」。アルゼンチンの南部にある山です。夢の南米旅はこのFitzroyに登ることが一番の目的でした。

日本からFitzroyまで行くには約2日間かかります。

まず、チリのサンティアゴかアルゼンチンのブエノスアイレスへ。

私は今回ターキッシュ航空を使用したので、東京からトルコで約12時間、トルコからサンパウロ経由でサンティアゴまで18時間かかりました。

そこから最寄り空港があるエル・カラファテまで直行便で約3時間。エル・カラファテの中心地からバスで約3時間かけてようやくFitzroyの聳える街、エル・チャルテンに到着します。

気が遠くなるほど遠いですね…。

エル・カラファテからエル・チャルテンまで

多くの方が私と同じようにエル・カラファテを経由してエル・チャルテンへ向かうことになると思います。噂に寄るとヒッチハイクがしやすい街とのことで、ヒッチハイクをしている方も見かけますが、公共交通機関で行く場合はバス一択です。

中心地から少し離れたところにあるバス停。こちらからエル・チャルテン行きのバスが出ています。

バスターミナルの中には複数のバス会社のデスクがあります。どこも値段はそんなに変わりなかったので、時間に合わせて選ぶと良いでしょう。事前に予約していなくても当日バスターミナルで購入可能です。チリのプエルト・ナタレスなど行き先が複数あるので、『El calafate』の文字を目安に選ぶと良いでしょう。

今回私が選んだのはCALTUR S.A.運賃は50,000ARSでした。
この会社の良かったところはバスの中でWi-fiが使えること。SIMの回線は圏外になっている箇所でもWi-fiが使えたので、とても快適でした!

バスチケットを購入したら、この窓口でターミナル使用料を支払う必要があります。バスチケット購入時にも説明がありますが、絶対払わなければいけないので忘れずに!混雑している時間帯だと結構並ぶので、バスに乗り遅れないかヒヤヒヤします。。。(が、まあ大体予定通りに出発しないので大丈夫でしょう)

ターミナル使用料は3,000ARSでした。

ここまでしたら、いよいよバスに乗り込みます。

席はこのような感じです。ガラガラで快適でした。

アルゼンチンの中でも特に物価の高いパタゴニア。バスの値段でさえ片道5,000円を超えてきて、ギョッとしましたが、それを忘れるくらい車窓がとにかく絶景です。

左右で雰囲気が異なるのも面白いです。行きは左側の席からLago Argentinoが見えます。

美しい青にうっとり

反対側の車窓はこんな感じ。山が見えてこれもまた素晴らしい景色。

日本と植生が違うのがたのしいポイントのひとつ

エル・チャルテンに近づいてきて山々が見えてきた瞬間も堪りません。

カッコいい山の片鱗が…!!!

最初から最後までずっと美しい車窓を心ゆくまで楽しんだら到着!バスターミナルはこちらです。

ここから中心までは徒歩20分程度。
コンパクトな街なのでどこへ行くにも基本的には徒歩での移動になるかと思います。

トレッキングポールを借りる

エル・チャルテンの観光は専らなので登山用品のレンタルショップが沢山あります。

なかでも私はホテルに近かったこちらのお店でトレッキングポールを借りました。

折り畳み式のトレッキングポールのレンタル料は1本あたり400ARSでした。
2本借りたので800ARS。なんとLEKIのポールでした。安いのに質が高くて有り難過ぎます!!
折り畳めないポールはもう少し安かったですが、平坦な道も長いので折り畳み式が使い勝手が良いかなと思いました。

レンタル開始は前日の18時から可能でした。早朝から登る場合でも1日分のレンタル料で借りられるのが嬉しいですね。

ポール以外にも靴やウェアなど様々な登山用品が借りられるので、現地でのレンタルを活用して旅の荷物をコンパクトにしたいものです!

いざ、登る

Fitzroyは朝日で赤く染まる様子が有名。私も「赤く染まったFitzroyが見たい!」ということで遥々ここまで来たので日の出に間に合うように登ることにしました。
方法は2つあります。

  1. 深夜に出てスタート地点から登る
  2. 前日にキャンプ場まで登り、テント泊して4時ごろから登る

山の中は冷えるし、キャンプにはグッズレンタル含めてお金がかかるし*、何より重いキャンプグッズを担いで登る体力がない!ということで有無を言わさず深夜に出発する方法に決定。
2024年から登山料もキャンプサイト使用料もかかるようになりました。

当日はホステルを1:30に出発して、2:00から登り始めました。私は12月下旬に伺いましたが、エル・チャルテンの緯度が低いので夏は日が昇るのがとにかく早いのです。
日の出は5:30前なので、それに間に合うように頑張って登ります。

スタート地点はこちら↓

真っ暗。

山の中には灯りがないので光源は自分のヘッドライトのみです。今回は宿で知り合った日本人の方と一緒に登ったので心強かったのですが、ひとりだったら断念してしまっただろうな。
澄んだ空気を感じながら、でも時間に追われながら必死に登りました。

少しずつ夜が明けていく。この後から「登り」がはじまって本当に辛い。

口コミで「普段あまり運動していないけどギリギリ登れた!」みたいなものを結構見かけたので、正直舐めてましたが、とっっっっっっっってもキツかったです!本当にキツすぎて途中涙出ました。最後の1時間、登り続けます。私みたいに普段特段運動しないタイプは休み休みじゃないと無理なので、日の出の4時間前には登り始めた方が良いと思います(片道10kmあります)。

そんな辛い思いをして登ったFitzroy。頂上の景色は絶景でした。
うっすら赤くなり始めてから真っ赤になるまで数分で、あっという間に明るい世界になってしまいました。この一瞬のために時間をかけて登る儚さもまた忘れられない思い出です。

一刻ごとに表情が変わる。
ピーク。本当に赤く染まるんだ…!

行きは真っ暗で何も見えなかったけど、明るくなったら途中の道も絶景だったことがわかります。どこを切り取っても絵になる美しさです。

下った地点から見るFitzroy。これもまたかっこいい。

準備ポイント

実際に行ってみて思うポイントをまとめました。行く予定のある方は山トレに励んでから行くことを心からお勧めします。

  • なるべく荷物を少なく。登りがきついです。
  • 重ね着できる格好で。登っている最中は激暑、頂上は極寒です。
  • 行動食必須。エネルギーが切れたら登れない!持ちやすく食べやすいものを。チョコレートも忍ばせて行きましょう。
  • 朝日見る場合、ヘッドライトは日本で買方が安いです。電池も忘れずに!
  • トレッキングポールはレンタルできるので日本から持参不要!
  • 登山前に地図をダウンロードして行きましょう。山の中は電波通じません。道がわからなくなったら必ず地図を確認しましょう。おすすめはAll Trailsです。

おわりに

パタゴニアは天気が変わりやすく、風が強いです。合計7日間の予備日を取って望みましたが、本当にラッキーで最高の山登り日和を引き当てることができました。この日の前日は強風で平坦の道を歩くのも嫌になるくらいでした。山登りはリスクを伴うため、天候が悪い日は諦めることも大事です。ぜひ旅行日程に余裕を持って訪れることをお勧めします。

私は旅行の2ヶ月程前からトレーニング兼ねて週末に近くの山に登っていました。数年前に山登りに少しハマり百名山に3回ほど登ったことがあります。こんな初心者レベルで行ったので本当に辛かったです。

ひとりだったらきっと登りきれていないことでしょう。一緒に登った人がスパルタに励ましてくれて(?)、暗すぎて怖いから置いていかれないように必死に食らいついていきました。人が沢山いる登りになってから諦めてひとりで登っていたところイスラエル人グループが手伝うと声をかけてくれました。私の重めバックパックと自分の軽いバックパックを交換してくれて、ずっと(文字通りずっと)鼓舞する言葉を掛け続けてくれました。登りの中腹から頂上まで30分くらい付き合ってくれました。体力のなさで迷惑を掛けてしまったことはダメなことですが、心優しい人に出会えて、一生忘れられない登山になりました。赤く染まった山も、助けてくれた人のことも、一緒に登ってくれた日本人のことも、絶対に忘れられない大切な思い出です。

帰国して以来、ちゃんと毎週走っています。
いつでもまた登りに行けるように…!

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