今まで何十回と海外旅行に行ってきましたが、見て見ぬふりをしてきた予防接種。
注射がとても嫌いという理由から逃げてきたわけですが、今回の南米旅は約1ヶ月と期間も長い。加えて登山など自然の中で過ごすことがあるのがいつもの旅と違うとこと。安全な旅にするために意を決して、トラベルクリニックへ行ってきたお話です。
トラベルクリニックってなに?
普段、病院は身体に不調が生じた時に行くものですが、トラベルクリニックは海外赴任者向けに特化した医療サービスを提供するクリニックのことです。海外旅行・出張・留学等で海外に行くときに必要な予防接種、検診、薬の処方、それら情報提供をする機関です。
基本的に受診には予約が必要です。ワクチンの接種には複数回必要なものもあるため、出発に余裕を持って予約をしましょう。少なくとも1ヶ月前には予約をすることをお勧めします。
また、幼少期に接種したワクチンを元に接種必要有無について相談ができます。母子手帳を持参しましょう。
メモ✍️
・予約が必要。
・母子手帳の在処を探してクリニックに持参しましょう(写真でもOK)。
・海外渡航までに余裕を持って受診するのが吉。
訪れたクリニック
今回私が訪れたのは東京都にある医療法人社団 航仁会 西新橋クリニック。
医師含めスタッフ全員が女性で特に女性の私にとっては安心感がありました。
また、カウンセリングがとても丁寧でした。一緒に旅程を確認しながら必要なワクチンを決めることができました。今後長期の世界旅に出る可能性があること、その時に予防接種が安い国で打ちたい旨も相談したところ、どのワクチンが海外でも打てて、どのワクチンを今打っておくべきか等のアドバイスもいただきました。
私が実際に受けた予防接種
今回私が受けたのは以下の2つ。
- A型肝炎(輸入)
- Tdap(破傷風・ジフテリア・百日せき)
この予防接種は南米だけではなく、アジア・中近東・アフリカに行く際にも有効です。また、一度受けたら有効期間が長めだったので今後のことも見据えて接種することにしました。
輸入品のA型肝炎は計2回受けることで20年の効果が見込まれるとのことです。6~12ヶ月後に打つ必要があるので、時期を見て再度摂取する予定です。
今回は予算と行く国の都合上接種しませんでしたが、数ヶ月以上の世界旅へ行く時には、狂犬病やB型肝炎、黄熱病のワクチンの接種を視野に入れようと思います。狂犬病とB型肝炎は合計3回、黄熱病は日本で摂取できる機関がかなり限られています。スケジュールに余裕を持って接種するのが重要です。
また、今回の旅行で標高の高いウユニへ行く予定だったため医師に相談しました。相談の結果、「標高2500mを超えると高山病のリスクが高まるため、処方薬を準備しておくの方法もある」とのことで、事前にダイアモックスという薬を処方してもらいました。服用や処方については必ず医師に相談をしましょう。
ちなみに金額は合計約3万円でした。高いけど安心を買うんです。
内訳(2025年10月現在、税抜)
- A型肝炎:12,300円
- Tdap:10,000円
- ダイアモックス 2回分(1日1錠×3日分で1セット):3,000円
- 初診料:2,200円
渡航前に確認すべきサイト
今回接種したワクチンは以下のサイトを見ながら、クリニックの医師と相談して決めました。こちらのサイトにはどの地域でどのような病疫が発生しているか、どの予防接種を打つべきか、万が一病気になった際に現地で訪れるのにお勧めの病院等の情報が載っています。
- 厚生労働省検疫所
- 海外安全ホームページ(外務省)
- 世界の医療事情(外務省)
渡航先の情報を必ず確認し、安全に旅しましょう!
おわりに
ネットを見るとさまざまな情報が溢れている現在。どのワクチンを打つのが有効か判断できないので、今回初めて専門機関を受診し、医師に相談できたことで安心感につながりました。今後長い旅に出ることがあれば、その前には受診して健康で楽しい旅にしたいと思います!
本記事は私の個人の体験をもとにした情報であり、医療的な助言を目的とするものではありません。ワクチン接種や薬の使用については必ず医師または専門機関に相談をしてください。

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