年間5回は海外旅行へ行く会社員のペパ子です。
今回は2024年末に私が実際に訪れたスペインのトレドについてまとめました。スペイン旅行の中でも特に気に入ったトレド。旧市街全体が世界遺産に登録されている美しい街です。そんなトレドのアクセス、観光、宿泊場所・絶景スポットまで盛り込みました。現地で撮った写真付きでたのしくご紹介します。
マドリードからトレドへのアクセス(バス・電車)
マドリード⇨トレドへ向かう手段は主に2つ。
- バス
- 電車
結論、バスがおすすめです。もう少し詳しく解説していきます。
バス
マドリードの「Plaza Eliptica駅」からトレド行きのバスが出ています。
「Plaza Eliptica駅」はマドリードの中心駅「Atocha」からは電車で約20分。
アクセスは悪くはありませんが、マドリード中心地からは少し離れていることに注意してください。
Plaza Eliptica駅からToledo駅までは「ALSA」というバス会社で片道6.39€(2025/1現在)。

往復で買うと割引がありますが、帰りはバスか電車で迷っている方は片道で買うことをおすすめします。
バスターミナルの自動券売機での購入または、事前にネットでの購入もできます。
バスターミナルでの購入が直感的にわかりやすくおすすめです。
マドリードからトレドまでの乗車時間は約50分です。
トレドのバスターミナルから旧市街(エスカレーター)までは歩いて約10分。
美しい景色を見ながら歩けるので私は全く苦ではありませんでしたが、荷物の多い人は市バスやタクシーを使用すると良いでしょう。
○メリット ①安い。 ②運行本数が多い。 ③事前予約なしで乗れる。 ・・・安く行きたい場合、時間に縛られずトレドを満喫して帰りたい方にピッタリ! ✖︎デメリット 時間帯によっては混む。 ・・・定員になったら次のバスを待つ必要がある。時間に余裕がある人向け!
安く行きたい人、時間に縛られずにトレドを満喫したい人にぴったり!
確実に乗りたい時間がある場合は時間に余裕をもって早めに待つことをおすすめします。

電車
電車は「Atocha」駅から出ています。
バルセロナから電車で移動してきた人は到着と同じ駅なので、そのままトレドに行くと時間の節約になります。
Atochaは街の中心でアクセスが良いのが旅行者には嬉しいですね。
料金は片道13.9€、往復分買うと片道11.1€に割引されます(2025/4現在)。
Renfeという鉄道会社が運行しています。
ネットで予約できるので、旅の予定が決まっている人は早めに入手しておくと良いでしょう。
乗車時間は約30分。駅から旧市街(エスカレーター)までは歩いて約15分です。
1日に10〜15本ほど運行しています。
○メリット
①移動時間が短い
②事前予約制で計画的な旅に
③快適な移動(座席ゆったり)
✖︎デメリット
①値段が高い
②直前だと売り切れていることも
電車は予定を決めて行動したい人に向いているでしょう。

盲点はAtocha駅が混んでいることだ!!!年末年始に行ったペパ子はRenfeの駅が混みすぎて危うく電車を逃しかけたぞ…。Renfeに乗るときには遅くとも30分前には駅に到着しておいてほしい!!!
バス?電車?結局どちらが良い?
まとめて比較してみるとこんな感じです。
乗車時間 | 値段 | 本数 | 出発駅 | |
バス | 50分 | 6.4€ | 30本ほど | Plaza Eliptica |
電車 | 30分 | 13.9€ | 10〜15本 | Atocha |
ここまで見て迷う方はバスで行くことをおすすめします。
乗車時間は電車のほうが短いですが、Atocha駅での待ち時間を考慮すると電車・バスの所要時間はそこまで変わりません。
※ペパ子は往復ともバスを使用しました。

ここは外せない!トレドのおすすめ観光スポット
トレド大聖堂
トレドの旧市街内で一段と目を惹く大聖堂。約250年かけて建設された美しいゴシック建築です。
外観も美しいですが、時間があれば是非中に入ってみてください。
特に有名なエル・トランスパレンテ(El Transparente)は圧巻です。天井から入り込む光、今にも動き出しそうな細かい彫刻。美しい絵画の中に入り込んだような不思議な気持ちになりました。


当日券は大聖堂横のチケット売り場で購入可能です。事前にネットからも購入できます。
Information 入場料:12€ 開館時間:月〜土 10:00~18:30 日のみ14:00~18:30 (最終入場18:00) HP:https://www.catedralprimada.es
サン・マルティン橋(Puente de San Martín)
14世紀に建設された旧市街西側の橋。橋と川と家々の絶景が望めます。
橋の支柱の真横まで歩道が整備されているので、散歩にぴったりです。
川の対岸越しにジップラインが設立されており、最高な景色の中でアクティビティが楽しめます(有料)。
私は昼間に訪れましたが、夕暮れ時が美しいとのこと。
うっとりとしたサンセット時間を過ごせそうです。

サン・ファン・デ・ロス・レイエス修道院
サン・マルティン橋近くにある15世紀末に設立された修道院。
厳かな外観です。私は中には入らなかったのですが、美しい回廊が見所の修道院です。
この付近の道の雰囲気が「中世ヨーロッパ」という感じでとても好みでした。旧市街の奥側にあるので見落とさないように観光リストに加えてみてください。

サントトメ通り(Calle de Santo tome)
サントトメ教会近くの通りのお土産屋さんやお菓子屋さんが特に魅力的でした。
コルメシオ通りは有名で煌びやかですが、少し外れた通りを歩くと思いがけないお店に出会えて嬉しいです。
絶景好き必見!トレドのベストビュースポット
Paseo del “Miradero”
トレド旧市街入口の長いエスカレーターを上り終えると、思わず声を上げてしまうほどの絶景が目の前に。
色合いの揃った家々、大きな川、橋。

おとぎ話の中に入ったかのような絶景に感動すること間違いなしです。
朝も昼も夜も美しい+旧市街からアクセスが良いビューポイントです。

おすすめの時間は明け方!
日の出の時間の少し前にホテルを出て、ここで朝日が昇る瞬間を見ましょう!
街の中心地なので安全面もヨシ、朝は人も少なく、最高のスポットなのだ!!

Paseo Mirador Virgen de Gracia (Virgen de Gracia展望台)
夕日を見るのに最適な場所です。
本当は有名なMirador del Valle(ミラドールデルバイエ)に行きたいけれど、遠くて時間的に行けないというあなたに、おすすめしたい展望台です。
旧市街の中心地から歩いて15分ほどで到着します。
川が見える石畳の階段を背景に写真を撮ると美しい画になります。
だんだんと日が沈み紫色になっていく空をぼけ〜としながら見る幸せ時間。忘れられない風景がまたひとつ増えました。
帰りは小道が暗いので、ひとりの場合は特に気を付けてください。

Mirador del Valle(ミラドールデルバイエ)
トレドと言えば、のこちらの景色を目にしてトレドに来ることを決めた方もいるのではないでしょうか?
私もMirador del Valleに行きたくてトレドに来ましたが、予定が後ろ倒しになってしまったので、断念しました。
川対岸側から旧市街を望める絶景スポットです。夕暮れや夜景が人気のようですが、旧市街からのアクセスが悪いので、行く方は事前に十分な情報を得てから訪れたほうが良いかと思います。
この近くにあるホテル「Parador de Toledo」にいつか泊まってみたいです…!
どこに泊まる?おすすめホテルと宿泊に便利なエリア
トレドで泊まる場合、旧市街の中、外でまず選択肢が分かれます。
旧市街内 ⭐︎オススメ
・何と言っても雰囲気が良い。
・観光地へのアクセスが良い。
旧市街外
・石畳ではないエリアに荷物を置いてから観光できる。
旧市街内は基本的に全て石畳かつ坂道や小道が多いため、大きなキャリーケースの移動はなかなかハードです。
それでも後述する夜の旧市街をたっぷり楽しめることや、中世ヨーロッパに迷い込んだような雰囲気を味わうには旧市街内に泊まるのがおすすめです。
荷物が多いなら石畳の道を歩くのが大変だと思うので、エスカレーター側に泊まると良いです(朝車の通りが多かったので、大通りに面しているところだと若干騒音が気になるかもしれません)。
エレベーターからは10分以上歩きますが、トレド大聖堂の近くだと旧市街内すべてへのアクセスがよく、観光がしやすいです。
私が泊まったホテルはこちら。
La Posada de Manolo
HP:https://www.laposadademanolo.com/
旧市街の中にあるホテルです。トレド大聖堂まで徒歩30秒の好立地でした。
このホテルの推しポイントは絶景を見ながら朝食をいただけるところです。


客室は小さめなので、最低限の設備で安めに済ませたい人に向いていると思います。

夜のトレドを散策
11月末から1月頭までトレドの街はクリスマスムードに包まれます。夜のトレドを楽しみましょう。
クリスマスマーケット
トレド市庁舎の前で開催されるクリスマスマーケット。小規模ながら、可愛い装飾や露店、更にはメリーゴーランドまでがぎゅっと詰まった素敵なマーケットです。
後ろにはトレド大聖堂がそびえ立ち、フォトジェニックな空間です。

ここでは沢山の人が並んでいたチュロスを食べてみることに。揚げたてのチュロスと温かいホットチョコレートを頼みました。
5本入りのチュロスは1本おまけで6本入っており、ひとりでは大変ヘビーな量でした…
熱々なホットチョコレートにチュロスを浸して食べると罪な味です。でも1本で良いな〜と思いながらそれが晩御飯になりました笑

イルミネーション
お土産が立ち並ぶ通りには頭上に盛大なイルミネーションが施されます。
灯りに照らされる石畳のトレドは昼間とは違った雰囲気になり、文字通り二度トレドの町を楽しめることでしょう。
冬のトレドは寒いので暖かな格好をして夜の散策を楽しんでみてください。

最後に
バス停から旧市街へ向かう最中、旧市街の鱗片が見えた瞬間に胸が高鳴ったのを忘れられません。
どこを切り取っても美しいトレド。日没と朝日に照らされる美しい町を眺めるためにも1泊は泊まることをお勧めします。
ゆったりと街中を散歩するだけで最高の気分に。素晴らしい滞在になりますように。
本記事でご紹介したスポットのマップ
おすすめのスポットと滞在した場所をまとめました。
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